翌日の新聞では、「内部被ばく「安心」と評価」「内部被ばくに関する調査は継続の必要がないとした」などと報道されていますますが、必ずしも会議の内容が正確に伝えられていません。下野新聞
有識者会議は、「栃木県の内部被ばく評価はこれで終わるわけではない」との評価を示し、(WCによる検査の継続は必要ないとしながらも)食品検査については食材の季節性を考慮し継続の必要性を提案しています。
また、県も6月以降に県内3カ所でシンポジウムを開催するなど、県民参加が機会が設定される予定です。
有識者会議の内容は、後日に県のホームページで掲載される予定ですが、これまでのペースだと1ヶ月以上後になると思われますので、以下に概要を掲載します。
なお、有識者会議は、3月下旬に中間まとめを行い、公表を予定しています。
⑴県民の被ばく線量を把握するための調査
①空間線量からの外部被ばく線量の試算方法
・県の測定データだけではなく、国・市町村の測定データも収集し、点ではなく幅のあるデータを基に試算する。試算方法は、文部科学省の方法をとる。
・市町村の測定については、測定器の機種・性能なども考慮する。
・公衆衛生の子どもの行動調査のデータ参考にする。
・県民が空間線量から自分の被ばく量を試算することができる計算式を公開することも検討する。
②個人線量計
・自然放射能を除いたデータを5月上旬に集計する。
・データの返し方について議論あり。
③学校給食の測定
・測定の結果は、ほとんどがND。セシウム134、137ともに検出されているものもあるが、1Bq/kgを超えていないので、有意なデータはないと考えてよい。
・公開にあたっては、データの解釈についての説明を入れたほうがわかりやすい。
・数は少ないかもしれないが、ある程度は押さえた。ただし、食材には季節性があり、海外から入ってくる者、地域でとれるもの、魚もあるのでそれを担保することは必要。
・県だけではなく、国・市町村も調査を始めているので、そういうデータを集めて高い値が出たら考えるということでどうか。
・公開にあたっては、一食あたりのボリュームがわかるようにしたほうがわかりやすい。
・データを解釈できるのはプロしかいないので、説明が必要。
・食材には季節性があるので、このデータを早く公開し、データの読み方を担保することも必要。
④ホールボディカウンター
・測定機関が行った検査を受けた人へのアンケートは参考データになるので、入手してほしい。
・データについての解釈の仕方、説明が必要。
・WCでは、ほぼ100%内部被ばくは確認できないというデータが出たので、継続する必要はない。今後は食品検査で継続することでどうか。
・栃木県の内部被ばく評価はこれで終わるわけではない。市町村によってはWCで測るところもあるようなので、それを見ながらでよいのではないか。
⑵広聴会での質問
・専門的な質問が30、県の調査に関するものが35、その他。全体を外部被ばくと内部被ばくにわけた。回答できるものから公開していきたい。
・意見もあるので、題名は「質問と意見」としてもらえないか。
⑶今後
・3月下旬に中間とりまとめを出す。
・生産者から質問を受けるが、生産者の問題もこの有識者会議で議論するのか → 「生産者については各部署がある」との回答に対して、「データだけでもあげてほしい」と委員から要望。
・県として、今後、全体どういう形でやっていくか方向性を出していく必要がある。
・4月に発足する原子力災害対策室は、放射線全体に関わる部門となるのか → これから発足する組織なので固まっていない。
・県民の健康に関する関心が高まっているので、放射線に特化するのではく、今後は放射線を含めた健康管理全体への対応が必要。
・シンポジウムは、生産者側、消費者側が入るような形で議論してもよいと思う。
・県北で開催してほしいという意見があるので検討してほしい。
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