国際医療福祉大は1日、大田原市北金丸のキャンパス内に放射線防災研究センターを開設した。
県北地域の自治体と連携し、放射線に関する小中学校教員向けの研修や、市民向けの内部被曝(ひばく)の講演会を開催。乳幼児を持つ保護者の相談にあたる保健師の指導や、福島県からの避難者の精神的ケアにも取り組む。
鈴木元・同大クリニック院長(放射線疫学)ら放射線、臨床心理学の研究者や保健師ら13人がスタッフで、さらに10人がサポートする。今月中にも周辺市町と連絡会を組織し、自治体のニーズを聞く。
勝俣健一郎センター長は「内部被曝や除染などについて、行政と連携し、長期的な共同研究にも取り組みたい」と話している。
同大では東日本大震災後、学生や教職員が被災地でボランティア活動をしたほか、福島第一原発事故直後からキャンパス内で放射線量を計測、公表している。
(2012年2月2日 読売新聞)